「三国機密」第四十四集

曹操が赤壁で劉邦・孫権軍に大敗したことを独自に掴んだ司馬懿は劉平に私的に会い朗報として伝える。だが劉平は曹操が敗ければまた天下は定まらず人々の平和な暮らしが遠のいたと呟く。未だに曹家との協力を考えている劉平に司馬懿は改めて警告する。曹丕が最も排除したいと考えているのは実の弟である曹植だ。兄弟だろうが支配者という一つの椅子を狙って醜く争うものなのだと。「じゃあ君はどうなの?(弟分である)僕と戦いたいと思うの?」劉平は尋ねる。すると司馬懿は皇帝の椅子に座り言った「俺に勝てるという奴がいるならな。」

司馬懿は自分と自分の愛する人のために、劉平が何と言おうとも曹家と戦うと言って去っていった。


曹操は荀彧と崔琰を呼び、誰が後継者に相応しいかと問う。二人とも曹丕よりも曹植が適していると答え、崔琰が自分の娘を輿入れさせることで河北勢力の支持を受けようと提案し曹操も即決する。

弟が崔琰の娘を娶ると知り曹丕は激しく嫉妬する。その様子を見て甄宓は袁家で見た光景とそっくりだわと笑いその火に油を注ぐ。

しかし結婚式では弟の幸せそうな顔を見て曹丕も顔を綻ばす。だが曹操がその祝いの場で曹植に平原君の爵位を発表し、傍らの司馬懿はニヤリとして丞相の意思はもう定まっているようだなと曹丕に囁く。

そこへ劉平と皇后も祝いに駆け付けた。兄の結婚式にやってきた陛下はやはり皇后と仲良く手を繋いでいる、その光景に曹節は傷心する。

劉平は一人佇んでいる曹節を見かけ声をかける。曹節は陛下の事が好きだと告白するが、劉平は戸惑いつつも、自分が愛しているのは皇后ただ一人で、もし曹操の言う通り曹節を娶ったとしても心が変わることはないだろうからかえって君を傷つけてしまうだろうと答える。

結婚式を終えた曹植に曹操は言う、おまえと陛下が苦難を共にしたことは知っているが、漢皇室と曹家は両立できないということを忘れるな、と。それがこの乱世の掟なのだ…。


元気のない曹節を曹丕は心配する。陛下が妹の輿入れを拒否していることは彼も知っていた。郭嘉がうまく計ってくれるはずだったが陛下の答えを待つ前に死んでしまった…。と、曹節が郭嘉からもう一つ小袋を託されたことを明かす。そこには天下の秘密が記されていると言われたと。曹丕は思い当たるふしがあった、宛城の変の真相だ。兄が殺されたのは実は母の陰謀だった、それも兄が自分をかばって殺されることで自分が父に憎まれ、後継の位が弟に回るようにするためだ!

その話を聞いて曹節は仰天する。曹節は曹植も呼んで三人で郭嘉の袋を開けてみた。中の書に書かれていたのは予想していたものとは全く違い、楊平が今の陛下であるということ、そして彼は劉協の双子の弟だという事実だった。こんなことが父に知れたら大変なことになる、彼は本当に皇帝に相応しい名君なのに!曹植はすぐに書を焼き捨てようとするが曹丕が制止する。陛下と皇后は夫婦ではなく親族…曹節は書は見なかったことにして袋に戻しておくと言う。

 * * * * * 

ここからは後継者問題の話になるのか。

曹丕役の檀健次って「軍師連盟」の司馬昭とキャラまったく同じ。芸のない子やな。イジワル顔してるからこういう役にキャスティングされやすいのはわかるけど、もうちょっとバリエーションないんか。

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