「三国機密」第七集

やってきた陛下は若く男前で自分の事より民を思いやる優しい人だった…曹節はすっかり惚れてしまう。


司馬懿は荀彧に呼び出され、自分の下で働く気はないかとスカウトされた。司馬懿は父から「国に仕えても諸侯に仕えるな」と言われていると答える。(※曹操の下で働く気はないという意味。)荀彧は苦笑し、朝廷の文学掾(文学の教官)のポストが空いてるのでそこで「国のために」働いてくれと言い、司馬懿も承諾する。

翌日、荀彧は司空府へ行き、劉平に優秀な人材を推薦したいと申し出た。連れてきた書生らの中には司馬懿の姿もあった。司馬懿は陛下の顔を見て言葉に詰まるが必死に冷静を装う。劉平も司馬懿の姿をみとめ再会の喜びの気持ちを抑えながら、司馬懿だけには通じる意味を込めた表向きには激励の言葉を書生らにかける。

その後の食事会でも劉平は気付いてもらおうとさりげなさを装って(※わりとバレバレ)司馬懿に声をかける。司馬懿は"陛下"のその言動で、やはり楊平が訳あって陛下の役を演じていることを確信するのだった。

書生らが司空府を後にする。門前で衛兵らとサイコロ賭博をしている楊修の姿を見た司馬懿は先ほど見てきた事実について一体何が目的なのかと暗に問う。だが楊修は今頃真実に気づいても遅いと嗤う。しかし司馬懿も今晩は新月で"何か"が起こるには絶好の日だなと鋭く切り込む。そこへ荀彧が出てきた。遊んでいる楊修の姿を見て名家の子息ならその名に恥じないようしっかり任務に励むべきだと叱って去って行った。


劉平は司馬懿が自分を助けるために来てくれたと喜ぶが皇后は冷ややかな視線を送る。彼に理由を話せば絶対自分の味方になってくれるから安心だと劉平は説くが、皇后は彼が劉平の正体を知っている以上今最も危険な存在になったと告げる。百歩譲って彼が劉平に味方してくれようとも、河内の司馬家全てが味方してくれるわけではない。司馬懿とて自分一人のせいで一族を破滅に追い込むような真似はすまい。事が明るみになれば王家だけでなく劉平を育てた司馬家も皆破滅するのだ。皇后は、もし劉平が司馬懿を救いたいと思うなら黙って故郷へ戻ることを勧める事だと言い、劉平も納得する。


董承、王服の元には密かに多くの兵士が集まっていた。いよいよ今夜決行する、漢王室の権威を取り戻すのだ!董承は檄を飛ばす。

いよいよ今夜…劉平は落ち着かない。いざとなれば自分が盾となり皇后を守ろう…そう言って皇帝の剣を手にする劉平を前に皇后はいたって冷静に、皇帝が剣を手にせねばならない事態になる前に勝敗は決まるものだと告げる。確かにそうだ、そして作戦が成功すれば晴れて自分は正体を明かし兄・劉協をきちんと皇帝として埋葬し祭ることができるのだ…。

司馬懿は許都に商店を構える親戚に頼んで車を用意してもらい、騙されて宮中に入れられた大切な人を救いたいと言って夜に出かける。司空府の護衛に当たっているはずの楊修が皇宮へ向かったとの報告が。一体何を企んでいる…?

王服の兵は満寵のいる許都衛へと突入する。だが中はもぬけの空。はめられた…急ぎ司空府へ向かう。

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ハイ、荀令君役のこのTOKIO国分くん似の男前は「軍師連盟」の曹植です。ちょっと太った?(役づくりということにしておこう。)

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