何晏もお先真っ暗だと自宅に籠る日々。そこへ子上がやってきた。そして彼に廷尉(検察長)の任命書を渡す。私に曹爽を裁けというのか…何晏は子上を睨みつける。だが子上は、友人の誼で父上にわざわざ頼んだのだと言う。お前を助けるためだ、と。
結局何晏は任命を受け、曹爽と共に帝位簒奪を図った7人の証拠を調べ子上に提出した。だが子上はもう一人いるはずだとニヤニヤ笑う。もう一人…まさか!そこへ鍾会がやってきて何晏を捕縛する。お前は最初からそのつもりだったのか!何晏の罵倒を背に二人は会心の笑みを浮かべる。
次に子上は曹家が夏侯徽をスパイとして利用していたのだと兄に伝える。そして仲達を陥れるために曹爽が夏侯徽を殺したのだと…。
曹爽は自宅軟禁となり、彼の行動は逐一記録にとられ報告された。こんな境遇になってしまったがそれでも家族が無事で暮らせることは幸せな事だと蒹葭は言う。妻や子があまりに不憫で曹爽は思わず涙する。ところがそこへ鍾会がやってきて、何晏が調べ上げた罪を元に曹爽を逮捕し連れ去って行った。
子上、鍾会は曹爽を生かしておけばかならずまた国に禍いをもたらすと主張し子元も同意する。だが叔達はやはり彼は皇帝の一族であり彼を殺すことは司馬家の魏帝への忠誠を疑われる危険があると止める。仲達は、若者らの言う通りにせよと言う、曹爽を殺せと…。
朝議が開かれ、鍾会は曹爽が帝位簒奪を図ったと提じる。国法に依れば死罪。朝臣は皆賛成と唱える中、蒋済は話が違うと声を挙げる。私は曹爽を死罪にはしないと聞いたから彼を説得しに行ったのだと。これでは彼を騙したことになり世間の非難を浴びよう。だが仲達は、事があまりに重大ゆえに一個人の情で法を曲げるわけにはいかないのだとしれっと答える。蒋済は憤慨し、その場で辞職を申し出て去って行った。
魏帝は曹爽は一族の叔父であるので殺すのだけは免じたいのだがと仲達に問うが彼は何も言わない。子元がさらに曹爽らの処刑を訴え朝臣らも皆賛成と唱える。魏帝は仲達に歩み寄り、この帝位を奪うために曹爽を殺すのなら朕は今お前に帝位を譲ろうと囁く。仲達は陛下には陛下の役目が、臣下には臣下の役目があると言って平伏する。
ついに魏帝は曹爽ら帝位簒奪を図った者ら一族全員に死刑を命じる。
長安の駐屯する夏侯玄の元にも事件が伝えられる。夏侯覇は今戻れば司馬家に陥れられると心配しこうなれば蜀へ亡命しようと提じるが、夏侯玄は祖国を捨てる事以上の恥はないと都へ帰ることを選ぶ。
刑場へ曹爽らが連行されて行く。その中にはまだ三歳にしかならない曹爽の幼い息子の姿もあった。
叔達はいくら何でも幼子を処刑するのは非道すぎると仲達に訴えるが、仲達はもし曹爽が勝っていれば我らの息子らは無事では済まないだろうと言う。彼らの子を生かしておけばかならず後にその子を担ぎ上げる輩が現れる。かわいそうと言うのなら、この乱世に生まれた事自体がかわいそうなのだ。叔達はいつからそんな冷酷になってしまったのだと怒って出て行った。
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退屈な回…。
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