参内した曹爽と仲達。年端も行かない子供でしかない皇帝と太后にも慇懃に礼をする司馬懿を見て曹爽も慌ててそれを真似る。太后は二人の家族にも望み通りの爵位を与えるというが、司馬懿は一切望まないとひたすらへりくだる。それでは困るという太后に、では考えておきますと答えた。太后は今後宮で一つ懸念があると言うのだ…。
最愛の曹叡を失った辟邪は、かつて曹叡が身に着けていた着物を着て、曹叡が好きだった棗菓子をつまみ、いろんな官僚から贈られた様々な宝石を並べたて、しかし哀しみは晴れない。そこへ兵を連れた曹爽と仲達がやってきた。仲達は彼が先帝の最も信頼し近くにいた人間だがと忠告するが曹爽は聞かず、辟邪が先帝を蠱惑したとして逮捕し連行させる。その様子を仲達はニヤニヤして見ているだけだ。
仲達は太后に申告して子元を宮殿の守衛長に、子上を洛陽の屯田長にしてもらったが、子上は閑職だと反発する。おまけにあの曹爽の下にはつきたくないと発言しまた仲達を怒らせる。お前は、あれだけ痛めつけてやったのにまだわからないのか!争って勝つ事ばかり考えて、協力すると言うことを知らないのか!だが子上は不服そうな顔で退室する。子元もやれやれといった顔で弟を眺める。
曹爽の邸宅前には就任祝いの贈りものを持ってくる人が行列を成している。夏侯玄は義弟である子元と連れ立って曹爽の就任祝いに訪れる。曹爽は司馬家の人間がなぜ現れたと敵意をあらわにするが、夏侯玄は曹爽と司馬懿の二人が補臣である以上両家は協力すべきだと彼に忠告するのだった。
続いて遊び仲間の何晏と丁謐が訪ねてきた。何晏は祝いの品だといって大きな箱を運びこませる。箱から出てきたのは美しく着飾った蒹葭。曹爽は目を丸くしそして大喜び。
司馬倫は兄たちが要職に就いたのを見て自分も官職について働きたいと言うが、柏氏はまだ今はしっかり勉強し精進する時だと言い聞かせる。一方春華は仲達が子上を地味な管理職に就けたことを不満に思う。だが仲達は子上が功に焦って自滅するタイプだと指摘し彼にはもっと心の鍛錬が必要だと言う。
仲達は牢獄の辟邪を見舞う。そしてここから出してやるので先帝の墓守をして暮らしなさいと勧めるが、辟邪はもはや長く生き続ける事より早く先帝の元へ行きたいと答える。
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何晏ねぇ、前出てきたときもどっから見ても女、えっらいかわいい顔の子やなぁって。そしたらやっぱり女性だった。声がめっちゃ男性なんだけど吹き替えだった。
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