"魏知"が韶寧公主の誘いを断ったと知った赫連錚は彼女が鳳知微として出席することを 決めたのだとわくわくして待つ。だが彼の前に現れたのは、ものすごい化粧で 本人とは思えないほどの醜女になった鳳知微だった。しかし負けず嫌いの赫連錚はとっても綺麗だと言って彼女を連れて出席する。
王才人は息子を呼び出し、18年前に常貴妃に逼られ滟妃を陥れたことを告白する。しかし彼女は死んだ滟妃のためにこっそり位牌を作って祀っていた。王才人は 自分が死んだら陛下に真実を伝えてほしいと遺書を息子に託す。寧斎が心配して こんなことをする訳を問い詰めると、先日侍従に運ばせた礼物が陛下の金の箱にすり替わっていたというのだ。侍従は常貴妃がよこした者、常貴妃が王才人を陥れようとしているのは明白だった。
陛下の誕生日は奇しくも雅楽の命日なのであった。寧弈は母の住まいであった夷瀾宮へ。幼い頃母と暮らした宮殿は長年封鎖され荒廃していた。と、物音がして 振り向くと、母の侍女だった凌英が立っていた。彼女の両目は潰され見えなく なっていた。寧弈は再会を泣いて喜び母の死の真相を尋ねる。だが凌英は雅楽が 死んだ理由は病ではなく、寧弈のせいだと言い放ち去っていった。寧弈は愕然と 膝をつく。
雨に降られて夷瀾宮の側を通りかかった鳳知微は中から寧弈の叫ぶ声が聞こえて 様子を見に行く。寧弈は宮殿の前に跪き雨に打たれていた。鳳知微は寧弈を 建物の中へ入れ焚き木をして体を温めてやる。落ち着いてきた寧弈はここが 自分が八歳まで過ごした宮殿なのだと明かす。
鳳知微が封鎖されている夷瀾宮へ入っていくのを見かけた貴族の娘・華宮眉が 常貴妃に告げ口し、常貴妃は金羽衛を借りて来て夷瀾宮を包囲させた。とはいえ常貴妃でさえ封鎖されている夷瀾宮の中に入れば死罪だ、まずは陛下の許可をとるため使いを遣る。だが夷瀾宮の中から「わたしは冤罪をかけられた、常氏がわたしをおとしいれたのだ…」という女の声が聞こえて来て女たちは背筋を凍らせる。常貴妃がそっとその門扉を押し開けて覗いてみると、跪く寧弈の姿が見えた。彼の前には白い服を着た女性の後姿が見える。「わたしは冤罪をかけられた、 常氏がわたしをおとしいれたのだ…」女は繰り返しており、寧弈は必ずや母の仇を討ちますと拝礼している。雅楽が化けて出た!自分への恨みが晴れず、自分を殺すために化けて出て来た!常貴妃は真っ青になる。結局陛下の許可も 降りず常貴妃は金羽衛を撤退させた。
母の話を聞いて燕王は楚王の小芝居であって幽霊なんてあり得ないと呆れるが、白い服を着た女の姿をはっきりとこの目で見てしまったと常貴妃は気が気でない。燕王は今はまず王才人を消す事に集中しようと母を説得する。
その夜、華々しく誕生日パーティが開催された。常貴妃はその場で息子の後妻に 姚丞相の娘を娶らせてほしいと願い出る。と、皇帝はせっかく美しい貴族の娘らが一堂に集っているのだからこの機に皇子達にそれぞれ新しい妃を選ばせては どうかと提案した。だが楚王は独身であるにも関わらず今は妃を選ぶ気には なれないと辞退する。それを見て赫連錚が楚王の代わりに自分が妻を選ぶ機会を頂戴したいと願い出た。そして皆の前で鳳知微を娶りたいと言う。よりによってあの不細工を選ぶとはと女達は笑うが赫連錚は平然としている。鳳知微は自分のような不細工を妻にすれば王子が笑いものになるだけだと辞退しようとするが…。
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美女も化粧一つで、変わるんだ・・・。事務所NGが出なかったのがすごいね・・・。
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