寧弈と魏知の後をこっそりつける韶寧公主。寧弈は彼女が聞き耳を立てていることに気付くと、わざと父帝の金の箱の中に自分の名が書かれており自分が後継者であることが決まっているいるかのように話をする。韶寧公主は真っ青になり燕王府へすっ飛んで行った。
さあ後は燕王が焦って動き出すのを待つだけだ…。
十八年前、常海は占壁を騙して捕え、滟妃(雅楽)にわざと占壁が処刑されそうになっていると知らせた。滟妃は苦慮の末こっそり帝の印を借用して彼を釈放させようと試みた。タイミングを見計らって常海が滟妃の所業を訴える。滟妃の部屋からはあらかじめ常貴妃が仕込んでおいたスパイの証拠の地図が出て来る。そして滟妃は大悦のスパイだと確定されたのだった。
十八年も前の事件の証拠を探し出すことは容易ではない、だが寧弈は母に占壁の危機を知らせた常貴妃の手下の存在に注目する。当時皇帝の寵愛を一身に集めていた母に他の妃嬪の勢力が安易に近づけたわけがない、常貴妃は誰を使ったのだろうか。
韶寧公主は常貴妃の元へ行き、気の弱い王才人なら楚王に脅されたら十八年前の件をばらしてしまうかもと急かし、この際殺してしまった方がいいと言い出す。常貴妃は今彼女を殺せば息子の魏王が奮起して面倒なことになるとたしなめる。それに王才人は自分には絶対逆らわないし逆らえないのだ…。
魏知は先日姚丞相から大成要略という本を見た事があるのかと問われたことを燕懐石に話す。その時は見たことないと答えたのだが実は宗宸の私塾でその一部を読んだことがあったのだ。それを聞いた燕懐石は真っ青になって誰にも言ってはいけないと声を潜める。大成要略は大変優れた学問の書であるが今の陛下が禁書にした、それはその著者が十八年前にある予言を残したからだ、「天盛王朝は長くはもたない」と…。
赫連錚は魏知に会おうと青溟書院にやって来たが、よそ者は入れられないと門前払いを食らう。ならばと塀を乗り越えるが顧南衣に見つかって放り出された。赫連錚は諦めず何度も顧南衣に挑む。あまりのしつこさに姿を現した魏知は青溟書院に入りたければ規則通り入試を受けろと言い、赫連錚もやってやろうじゃないかと受けて立つ。
皇帝の元に、空から降って来たという亀甲が届けられた。霊台丞(霊台は天気や占いを担当する部署)を呼んで見せた所、霊台丞は後継者を定めることが吉だと出ていると答えた。皇帝は顧衍を呼び亀甲の出所を調べさせる。
朝議の場で顧衍は亀甲が偽物、誰かが意図的に作りあげたものだったと報告する。朝臣の一人が、皆が跡継ぎが誰なのかとそわそわしており、何かあっては困るのであの金の箱を信用できる者に監視させてはどうかと提案する。皇帝は魏知と姚英の二人にその任を命じ、金の箱は青溟書院に送られることとなった。
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このドラマさぁ、セリフが暗喩だらけで補完も殆どされてないから一回聞き逃したらわからなくなるよ。こうやって繰り返し見られるからなんとかなるけどテレビで一回きりの放送だとミステリになじみのない視聴者には相当キビシイような…。
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