「軍師連盟」第三集

帰ろうとする仲達を、しかし汲布は引き留め、捜索で押収した金の食器の箱の中から袁紹の手紙が出てきた事をこっそり伝える。どうやら彼と春華はただの知り合い以上の関係だったようだ、汲布に礼を言い仲達は急ぎ帰宅する。

父が袁紹と通じているなど有り得ない。とするとやはり楊修が父に罪を擦り付けたとしか…。楊修は司馬家に恨みがあるわけではなく単に父親を助けたかっただけであろう、そしておそらく、いや十中八九、楊太尉は衣帯詔メンバーだ。さらに父もその名を連ねているであろうと仲達は確信する。楊修と司馬懿はそれぞれ自分の親の潔白を証明するため衣帯詔の名簿を探すはず…それが曹操の真意だ。


郭照は無理を承知で曹丕に助けを求める。だが彼にもやはり助ける手立てはない。父・曹操は弟の曹植を可愛がり自分には見向きもしないからだ。だが郭照の真っ直ぐな物言いが気に入った曹丕は自分の愛剣を贈り、彼女の掌にとある二文字を書き示すのだった。

郭照から曹丕が示した二文字…「荀彧」を聞いた仲達は急ぎ執事の侯吉に適当な薬湯を用意させる。そして荀彧の元へ行き、牢獄の父に面会させてほしいと懇願する。荀彧は特別に仲達を牢へ連れて行く。荀彧らが見守る中、仲達は父に薬湯を飲ませ事の真相を問うが、司馬防はやはり冤罪だと答える。そして仲達の手を強く握り「叔達の結婚の事をよろしく頼む」と言った。


司馬防は三日後に処刑されると発表された。父の言動から衣帯詔の名簿は楊太尉が持っていると確信した仲達は楊府へ強引に乗り込み、楊太尉に「例の名簿はどうするつもりかと父が心配していた」と告げる。その言葉に楊太尉は動揺し楊修は目を剥く。仲達はさらに、あの名簿は現在自分が持っており、もし楊太尉が協力してくれなかったらしかるべきところ(曹操の元)へ出してでも父を救うつもりだと告げて去って行く。

楊太尉はいつの間に盗まれたのかと青くなりすぐに名簿を隠しておいた箱を確認する。が、名簿はそこにあった。謀られたと気づくが、それを楊修が目にし全ての不幸の元凶であるこの名簿を奪い焼き捨ててしまった。


荀彧の元へ再度仲達がやって来て父を救ってほしいと言う。荀彧は呆れるが、仲達は衣帯詔の名簿を楊太尉が所持しており、彼は追い詰められれば名簿に荀彧の筆跡を真似て名を書き加えるかもしれないと言う。その直後に今度は楊修がやって来て、衣帯詔には多くの朝臣が名を連ねており、司馬防一人に犠牲になってもらうだけで国の有能な人材を守れるのだと説く。


その夜、荀彧は河辺の桟橋に仲達を呼び出す。その様子を楊修が離れた所で見守る。さらにその楊修を汲布が見張っていた。 荀彧は仲達に何やら話した後立ち去ろうとする、それを追おうとする仲達を荀彧の護衛の剣士が刺殺した!静かに桟橋に倒れ込む仲達の姿に汲布は目を見張る。

こうするしかなかったのだ…楊修は駆け寄り、仲達が事切れていることを確認し詫びの言葉を口にする。仲達の骸は川の中に放り込まれた。楊修は荀彧にこれで同舟の仲間だと、いざとなればこちらは衣帯詔に荀彧の名を書き入れることもできるのだと念を押すのだった。


父親の処刑まで時間もないのに仲達は出掛けたきり帰ってこない。弟たちは仲達を探し回るがまったく手がかりがない。もう間に合わない、義父は謀反の罪で処刑され司馬家の者は皆連座させられるだろう…張春華は腹をくくり使用人らに暇を出し管家(執事)の侯吉に幼い子供たちを託し城外へ逃げるよう指示するのだった。

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この腹立つ楊修、どっかで観たことあるよなーって思ってたら「歓楽無双」のアホ皇帝じゃん。腹立つーぅ。(※嫌いじゃない)

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