2017/10/13記
秦昭王即位の報せを聞いて各国が挨拶の使者を出してきた。
芈月はまず燕国に対し、国内が落ち着いたら斉国を討つ手助けをしようと申し出る。そして楚国へは老大臣・靳尚に多大な贈り物をし、政事の補佐をしてもらう名目で弟の芈戎を秦へ寄こしてもらうことに。さらに恵文王の末娘を楚太子・横に嫁がせようと提案。だが楚国では鄭袖が息子の子蘭公子に王位を継がせようと画策し横太子は懐王に嫌われているらしい。婚姻を結ぶならむしろ子蘭公子に嫁がせた方が良いと靳尚は勧める。そして口ごもりながら、今後の秦との友好関係はまず上庸の地を割譲することが大前提だと言い出した。芈月は公主の嫁入り持参品として上庸を送ろうと約束した。韓国に対しては、先に武王が洛陽へ行くために占領した武遂の地を返すことに。魏国へは五つの城を、趙国にも大金を送ると約束。
城の割譲という代償に大臣らはどよめく。甘茂は所詮女に政治は無理だとわめくが、司馬錯は秦も孝公の代には割譲し平和を保ったこともあると反論する。
しかし魏冉ですら自分達将士が命を懸けて戦い守って来た土地が割譲されるのは納得がいかず姉の元へ。芈月は東五か国に集団で襲い掛かられることが何より危険なのだと答える。そして五か国の中でもっとも力のある楚にうまい肉を放り投げて大人しくさせると同時に他国と切り離すのだ。そうして狼らを群れから切り離し一匹ずつ倒していけばいい。魏冉はようやく納得する。芈月は弟ですら不満を持ったこの策に対して甘茂や樗里子が水面下で何か事を始めないか充分に監視するように命じる。
魏夫人と武后の元へ芈月がやってきて、魏国との交渉の結果武后を帰国させることになったと告げる。だが魏夫人には帰国は許されなかった。芈月はまだ若い武后は魏国の駒としてまた他の国に嫁に出されるのだろうと言い捨てる。
各国が次々と函谷関から兵を引いていく…魏国の後援を失い華公子は追い込まれた。だが芈月の独断に朝臣らが不満を持っているとの報告にしばらく様子を見ることに。
朝議で甘茂は太后は政治に口を出すべきでなく後宮に下がるべきだと提じる。芈月は甘茂こそが武王をそそのかし秦を窮地に追いやった張本人に他ならないと突きつける。甘茂は憤慨しその場で辞職を申し出て出て行ってしまった。樗里子をはじめとした朝臣は皆思いとどまるよう諌めるが、芈月は失った土地は必ず取り戻すと宣言し、文句のある奴は出ていけと言い放った。
甘茂は樗里子の元を訪れ、太后をこのまま放っておけば秦国は外国に乗っ取られるようなものだと言う。今すぐ太后を執政の座から追いやり、旧法に則って各公子に土地を与えれば反乱も収まると。しかし樗里子は、秦に繁栄をもたらした商君の新法を棄てる事だけは絶対にできないと言い、秦は今までも様々な外国の才人の手助けによって続き栄えてきたことを例に出し、秦人は自ら賢臣賢王を選ぶのだと楚人である甘茂に告げる。
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芈月変わり過ぎw
でもここでひどいくらいやっとかないと話の辻褄が合わなくなるもんな…どこまで描くのか知らないけど。
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