2017/10/10記
郭隗は先回りして芈茵を確保し今度余計な事をしたら脚を切るとまで言い渡したが、芈茵はもはや何が何でも芈月を殺さなければ気が済まない。郭隗が国境の将軍宛てに芈月を無傷で保護せよと書いた手紙を確実に殺せとこっそり書き替える。
国境では燕の大軍が待ち構えていた。翟驪は強行突破しようと言う。後ろからは郭隗の馬車も追ってきている、逃げ道はない。芈月は稷公子を黄歇に託し馬に鞭を当てる。燕兵が一斉に弓を構える。が、そこへ突如太后の馬車が現れた。燕兵は弓を下ろす。
芈月はやっと太后・孟嬴との再会を果たす。馳せ参じた郭隗は芈月に頭を下げて謝罪しどうか燕国に戻ってほしいと請願する。
郭隗は太后に今回の事件の責任を取って辞任したいと申し出る。そして後任に蘇秦を推薦するのだった。さらに今秦は跡継ぎ争いで揉めていると聞く、燕が稷公子を支持して王位に就かせれば燕にとって有利に働く、この機会を逃さぬべしと説く。
翌日太后は芈月と稷公子の三人で食事をとる。過去の誤解が解かれ、先を心配する太后に芈月はやはり楚国へ帰るつもりだと告げる。息子が秦の王位争奪戦に巻き込まれたくはなかった。太后は正直に、燕国としては稷公子を好待遇するので秦の王位に就いてほしいと考えていると告げる。そして芈月が楚国へ帰るのはやはり黄歇がいるからでしょうと問うのだった。
郭隗は太后の食事会を準備する厨房で、自分が芈茵に贈った金のかんざしをつけている下女をみかける。下女は汁物に何かを混ぜている…郭隗は下女を詰問し、汁物を芈茵の元へと運ばせた。汁物を飲んだ芈茵の前に郭隗がやってきた。芈月だけでなく太后をも殺害しようとしたお前は燕国の敵だと静かに告げる。芈茵は自らの毒で死ぬこととなった。
翌日芈茵の死を噂に聞き稷公子や侍女らはざまあみろと喝采するが、芈月はそれでも芈茵は同じ血を分けた姉であったと複雑な気持ちになるのだった。
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なんつか、陰謀がホントに事細かにばれるよねこの物語って。まるで見てたかのように。
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