「芈月伝」第三十二集

2017/9/22記

魏国へ帰った公孫衍が東六国を回って合縦策を立てているという噂から秦国と魏国の戦は避けられそうにない。魏夫人は華公子を戦の先鋒に推挙し、故郷より秦を取るという姿勢をアピールして得点を稼ごうとする。王后は油断ならないと、負けじと王の誕生会で差をつけようと考える。 この頃は魏国と戦の気配があったり国内の保守派貴族から不満の声が噴出したりで悩ましい日々を送っている恵文王は自身の誕生会に出席するのも気が向かなかったが、樗里子から気分転換は必要だと諭され後宮へ。王后は考えに考え抜き贅を凝らした誕生会に自信満々だったが、恵文王はやって来るなり今日は故人に会いに行くからと言って帰ってしまった。王后は愕然とする。だがすぐに穆監が戻ってきて芈月に、後から一人で来てくれという恵文王からの伝言を耳打ちする。王后は芈月への嫉妬以前に、恵文王に選ばれたのが自分ではなかったことにすっかり気落ちしてしまう。 恵文王が芈月をつれてやって来たのは郊外の山の中にある墓だった。もう誰も訪れていないようで枯れ草に覆われている。これは先代孝公に仕え秦の富国強兵に貢献した商君の墓だという。先代亡き後、貴族らの不満のやり玉に挙がった彼を八つ裂きの刑にしたのは恵文王その人なのだが、実は本意ではなかったのだった。そしてひそかにここに墓を作り弔ったのだという。 恵文王が商君の墓参りをしたなどと知られてはまた保守派貴族が騒ぎ立てることになる…そのため芈月は王后に恵文王とどこの誰に会いに行ったのか弁明することもできず、王后を励ますことも許しを請う事もかなわないのだった。 黄歇は薬屋で王宮付きの女医を発見し声をかける。女医は黄歇を見て驚く。黄歇は芈月に自分がまだ生きていることを伝えてほしいと女医に手紙を託す。 芈月の妊娠が判明。恵文王は大喜びですぐに見舞いにやって来た。しかし芈月は王后の事を思うと複雑な気持ちだ。女医は芈月のかかりつけになったが、とても黄歇の手紙を渡す気にはなれない、手紙をそっと火にくべるのだった。 * * * * * 魏夫人が事実上退場となり、次は王后とのバトル?それとも恵文王vs黄歇?

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