「龍族的后裔」第十一集、第十二集

「龍族的后裔」第十一集、第十二集『李姓 木子之恩』

商王朝帝辛32年の冬。紂王(帝辛)は美しい妃に溺れ奸臣に惑わされ残虐非道を繰り返し、諌めた叔父の比干までもが心臓をえぐられる酷刑に処された。忠臣・理徴は比干に代わって自分が諫言せねばと決死の覚悟で宮殿へ。だが奸臣・費仲は王に諫言するのは野心の表れだと批難する。理徴は費仲をにらみつけ、このままでは国が亡ぶと訴える。激高した紂王は理徴と彼を支持した臣下を皆処刑し首をその城門にさらした。

理徴の護衛の理原は夜半にその首を奪回しようと試みるが捕らえられるが、その危機を朝臣・陶高の部下に救われた。理原は急ぎ理家へと戻り留守を預かる執事の光斗に、費仲が理一家を皆殺しにするため兵を率いてやって来ると伝え、力尽きた。

光斗は急ぎ理徴夫人と一人息子の理利貞を連れて逃げ出す。費仲の兵が迫り、光斗は自ら囮となって親子を山へと逃がした。


親子は道なき道を必死に逃げるが、理利貞は高熱を出して倒れてしまった。夫人は泣きながら何か手立てはないかと山の中を探し回る。ようやく薬になる木の葉を見つけ息子に食べさせた。

もう何日も食べていない。必死に探し回りようやく赤い実のなる木を発見した。これは天の救いだ…夫人はその場にひれ伏する。夫人は実をたくさんもいできて息子に食べさせた。甘酸っぱくておいしいと息子は喜んで食べた。これは何という果実なのかと訊かれ、夫人はわからなかったが「木子(木の子の意味)」だと答えた。

費仲は山をくまなく捜索させていた。だが一向に手掛かりがない。そこで焚き木を炊いて煙でいぶり出そうとする。立ち込める煙に追われる親子の姿が目撃され費仲は必ず捕まえ殺すようにと厳命するが、急報が来たため自身は都へと戻る。

傷を負った夫人はとうとう動けなくなった。息子が代わって薬になるような木の葉を 摘んできた。その人為的に折られた木の枝を発見した兵士長は親子が近くにいると確信する。周辺を捜索しついに親子が隠れている洞穴を発見した。親子は震えるが、兵士長は自分が陶高の部下で密かに二人を保護するよう命じられていたと明かす。


兵士長によって密かに山から脱出した親子は実家へ身を寄せようとしたが、実家も既に費仲によって皆殺しに遭っていた。それを知った夫人はショックで倒れてしまった。理徴の人徳は広く知られていたため、地元の商家が理夫人と理利貞を憐れに思い匿ってくれた。 

三年後、商が滅び周が建った。18歳になった理利貞は姓を李に改め軍に志願した。理姓を捨てたのはもはや理家は商の臣下ではないという意志、そして李姓にしたのはあの時木の実によって命を救われたからだ。李利貞は軍の受付にいた将士に呼び止められた。姓を変えても人の心は変わらないぞと言われ、彼があの時自分たちを救ってくれた兵士長だと知ったのだった。

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これも大したストーリーはないのにずっとハラハラさせる演出はすごいな。

おかん役の安柏伊の熱演がもの凄い!この見るからにか弱そうな夫人がまさかの主役。母強し。

 

Chaoyang's Ownd

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