「白夜追凶」第三十集

「白夜追凶」第三十集

警察官は二人を取り囲むと手錠を取り出し、なんと周巡の手にかけて連行していった。彼が劉長永を謀殺したと通報があったと聞き関宏宇は目を見開く。


弟から報せを聞いた関宏峰。劉長永は副隊長室で倒れているのが発見され病院に運ばれたが死亡したという。その直接の原因はまだ知らされていないが上層部は以前から敵対しており直前に口論をしていた周巡を疑い拘束したようだ。

関宏峰(に扮した宏宇)は警察署へ行くが部外者は入れられないと入口で市警察に制止された。周巡が容疑者として捕らえられたと知った趙馨誠が駆け付けその捜査に加わる。


劉長永は毒殺されていたことが判明。毒が入っていたのはファストフード店の持ち帰りのナッツティーだ。それは周舒桐が父のために買って来たもので、彼女と劉長永、そして周巡の三人の指紋が検出された。舒桐の指紋はカップ部分にしかないが周巡の指紋はフタ部分にもあった。まだファストフード店で毒が入れられた可能性は残っているものの周巡への疑いは濃厚だ。

趙馨誠から話を聞いた関宏峰は、何も証拠はないが叶方舟の陰謀だと確信する。しかし劉長永が病院に搬送されてから警察が周巡を確保に来たのも異常に早く、宏峰は警察の上層部が何か隠している可能性を考える。宏峰は彼らの仲間となった林嘉茵に長春へ飛んで喬森の身柄を保護するよう頼む。


劉長永の遺体が安置されている病院へ行った宏峰(に扮した宏宇)は馨誠から詳しいいきさつを知る。周舒桐はコーヒーとナッツティーの二つのセットを買って行き、ナッツティーの方を父に渡しコーヒーの方は自分で食べたようだ。舒桐はナッツアレルギーのためナッツティーは飲まない。もし犯人がそれを知っていて彼女に二つのセットを渡したのだとしたら…?

宏峰(本物)は崔虎にファストフード店近くの防犯カメラをハッキングさせる。そこには確かにファストフードを購入して出て来る舒桐の姿が映っていたが、彼女が車に乗り込むところまでは映っていない。そして彼女は店内に何か忘れ物でもしたのかもう一度店へ戻る様子が捉えられていた。


病院のロビーで茫然としている舒桐の隣に宏峰(に扮した宏宇)は座る。彼女は父が離婚後病気の母を顧みず再婚したことを受け入れられず、また恋人だった叶方舟を父が解雇したことをずっと根に持っていて許せなかった。だが父を失って初めて自分の考えの到らなさに気づいたと涙を流す。


趙馨誠は拘束されている周巡に会いに行く。お前は劉長永を殺してなんかいない、この件にお前は無関係だろう?そう言う馨誠に周巡は関係はある、と言う。

2016年2月13日22時20分、旧暦の大晦日であるこの日は多くの花火が打ち上げられお祭り騒ぎで、羽目を外し過ぎた者の乱闘騒ぎや窃盗など多くの通報案件が警察に寄せら警察署内は誰もいなくなるほどの忙しさだった。一人で電話などをさばいていた周巡がふと窓の外を見ると、劉長永が若い女性警官にプレゼントを渡している。それは今思えば周舒桐だったのだが、彼女はそれを受け取らず去っていくのが見えた。

2016年2月13日23時、一家殺害事件が発生、現場に着いた周巡は被害者が呉征であることを知ったが彼が潜入捜査官であることは秘密にされていたので周巡は動揺しつつも何も知らないふりをして部屋を調べる。何度も関宏峰に電話を掛けていたが繋がらなかった。

2016年2月14日1時、劉長永と遅い晩飯を食べた後現場に戻って来ると関宏峰が待っていた。近くのどぶから凶器とみられるナイフが発見され、また室内に残されていた毛髪から採取したDNAや凶器のナイフの指紋から犯人を捜しているところだと言う。そしてデータベースから 犯人が見つかった。それは宏峰の弟の宏宇だというのだ…。


宏宇は犯人が殺そうとしたのが劉長永ではなく宏峰だったのではないかと考える。周舒桐がファストフード店に戻った時、ちょっとした時間ならパトカーをロックせずに出ることは日常茶飯事だが敢えてパトカーに盗みに入る一般人などいない。やはり叶方舟か…彼が隙を見て彼女の買ったナッツティーに毒を入れたのだろう。

警察から連絡があり、周巡の代わりとして市警察から施広陵が派遣されて来たという。そして彼が宏峰をまた顧問として招くという…。

 * * * * * 

おおーっ急展開に次ぐ急展開!いよいよ謎が解明されて行くのか。

今の所犯人は叶方舟で決定だけど黒幕が誰なのかだよな。周巡というセンは消えたけど、新たに周舒桐というダークホースが出現、ミステリとして充分あり得るぞ!

まだ宏峰が犯人というセンは消えてないけどこれは多分ミスリード。宏峰が犯人だったら続編作れないもんね…。

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