芾公子は贈られた馬に乗って遊び、芈月と翟驪は酒を酌み交わす…それを離れた所から狙う軍勢が。太后を暗殺しようと謀る義渠らだった。そしてもう一方には、それを見据えて義渠らを抑えるために配備された秦軍…。 翟驪は咸陽は昭王にくれてやるがそれより西は芾公子によこせと芈月に突きつける。芈月は天下統一のためにこれまで戦って来たのにここで国が分裂するのなら今までやってきたことは全て無駄だったことになると説く。翟驪は暗殺の合図の杯を手に取る。義渠らが一斉に弓を構える。が、芈月は、自分の子供たちが争うのは親として見たくないし昭王も芾公子もそんなことをする子じゃないと信じていると涙を湛えて訴える。翟驪の心は揺らぎ杯を置く。翟驪は五日以内に返事を出せ、でなければ強奪も辞さないと言って、その場はお開きになった。 五日後、翟驪は義渠を率いて宮殿へ攻め入る。だが広い宮殿には人影が見当たらずやけに静かだ。 と、太鼓が鳴り響き、一斉に秦軍が現れた。門扉は閉じられ、翟驪らは完全に取り囲まれた。そして彼らの前に姿を現したのは白起だった。長年の義渠と秦の友好関係によって互いに助け合い共に生きてきたのに、なぜ今謀反を起こすのかと問う。実際秦人と結婚した義渠人も多く、その彼らに妻や子に剣を向けるのかと問う。義渠らは一人また一人と武器を手放していった。白起は育ての親でもある翟驪に武器を下ろすよう告げるが、翟驪は一騎打ちしろと白起に剣を向ける。白起は翟驪に剣は向けられないと言って拒む。翟驪は剣先を彼の胸に突き立てるが、それでも白起は動かなかった。翟驪は白起を押しのけ、ついに一人殿内へと乗り込む。 朝堂にはもちろん兵士がずらりと待ち構えていた。魏冉、芈戎らが立ちふさがり激しい戦闘に。芈月は投降しろと叫び続けるが、翟驪は戦いを止めない。一瞬をついて庸芮が放った弓が翟驪の胸に深々と刺さり、動きを停めた彼の首に魏冉の剣が走る…芈月の目の前で翟驪は崩れ落ちた。 義渠君は謀反を起こしたことを深く反省し罪を認め死罪を受け入れた、そのため昭王は義渠"君"である翟驪を特別に"王"として葬ることを許す…そのように触れを出し、昭王は義渠の謀反を抑えた。 芈月は部屋に閉じこもり食事も摂らない日々。昭王も魏冉も、小姓ですら部屋に入ることを許されず皆心配する。幼い孫の柱公子と芾公子が見舞いに来て、芈月はようやく部屋から出てきたがすぐに倒れてしまった。
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うーん・・・。最期まで翟驪がお人よしすぎるのと、主人公である芈月に同情できないというのはどうなんだろう。女性からは反感しか買わないと思うけどこの脚本。
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