2017/10/14記
秦の朝臣らは翟驪達義渠が大きな顔をして宮殿を歩き回ることを快く思っておらず、物心のついてきた昭王も自分を差し置いて翟驪が母と親しくしてるのが気に食わない。翟驪を母に会わせまいと剣を抜き小傷を負わせてしまった。翟驪が機嫌を損ねたため芈月は昭王を叱りつけ後を追う。
翟驪はしかし芈月が代わりに謝るとすぐに機嫌を直した。そして二人きりで抱き合っているところへ、芈姝の差し向けた暗殺者の矢が芈月を狙う。寸前で気づいた翟驪が身を躱すが続けて第二矢が。芈月をかばった翟驪の背中に深々と突き刺さる…すぐに衛兵がかけつけ暗殺者らは撤退していった。
翟驪が深手を負ったと聞いて昭王はいい気味だと喜ぶが、母后が自分の寝室に入れて看病していると聞いて腹を立てる。翟驪の傷は深いものの命に別状はなかった。芈月はすぐに犯人を調べさせる。すると王室護衛団の団長・蒙驁が芈姝の手先となっていたことが判明。関わったすべての者を罰するとなると護衛団丸ごとになってしまう…。
芈月は護衛団全員を集め、蒙驁らの縄を解き、皆に問うた。なぜ自分を排しようとするのか。華公子や甘茂は何をしようとしてるのか知っているのかと。商君の新法では戦場で首をとった者には必ず褒賞が約束された、しかし甘茂はその法を曲げて武王に褒賞を出させなかったではないか。華公子は商君の新法を破棄しようとしている、そうなれば将士らには未来がないではないか!
芈月の演説は兵士らにてきめんに響き、蒙驁らもみな忠誠を誓い一致団結する。その姿を見る樗里子は芈月の手腕に驚くと同時に恐ろしく思うのだった…。
甘茂は芈姝の元へ逃げた。また魏夫人もどさくさに紛れて脱出し雍城へ向かおうとするも衛兵に捕えられ芈月の前に連れてこられた。芈月は車と護衛を出すので雍城へ行って華公子に降伏するよう説得しろと言いつける。
魏夫人は息子に一応降伏勧告はするものの自分の思うように生きなさいと告げる。魏夫人が来たことで華公子を自分の思い通りに動かせなくなり芈姝は立腹。魏夫人も息子を駒のようにして捨てさせまいと対抗する。
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引っ張るなー。これ季君の乱の事?
季=末っ子だから、華公子の乱だと意味が真逆になる。
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